アコギでジャズ!今週の一曲 動画 - 2011年07月10日
神戸の灘にあるサークル音楽教室の冨士です。
教室でギターのレッスンを受け持つ田村太一先生の今週の一曲は、ジャズスタンダード「Here's That Rainy Day」です~!
早速素晴らしい演奏をお楽しみいただきたいのですが・・・ジャズって難しそう・・聴き方があるのかな?という質問をよく頂きますので、少しだけ一般的なジャズの演奏のされ方(楽しみ方)を書いてみます~!
Here's That Rainy Day
ミュージカル「Carnival in Flanders」に使われた曲で、もとは歌のある曲なんです、ジャズのスタンダードと言われる曲はこのパターンがとても多いです。
楽器だけでの演奏をインストと呼んだりしますが、インストのバンドの場合ざっくり言うと
テーマ⇒アドリブ⇒テーマ
という流れで演奏されます。
①テーマとは?
曲の主旋律のことで、メロディそのもののことです。
②アドリブとは?
テーマにつけられているコード進行が、アドリブを支配していますが、演奏者はその曲のコード進行にのっとって、自由にアドリブ(即興演奏)を展開します。あまりにも簡単な言い方になりますが基本的にアドリブとはテーマの旋律の変奏曲という感じだと考えていいと思います。
アドリブパートは、その時の気分の赴くまま、自分の感覚と演奏技術のすべてを駆使して、即興的な表現を行います。ここにジャズの醍醐味があります。
③リズムは?
一般的には4ビートというジャズ特有のリズムが用いられますが、ライブの演出に様々な変化をつけるため、ラテンリズムやボサノバといったリズムに乗せてそれも即興にてアレンジ演奏する事がしばしばあります、ちなみに本日のHere's That Rainy Dayはボサノバにアレンジされた演奏になっていますよ!
田村先生からのメッセージ
この曲は、曲その物の力、曲力が凄いので素敵なメロディーを如何に聴かせるか、勝手にエモ―ショナルになります。
私の師匠が私のレッスンでソロスタイルにて初めて弾いてくれた曲で大変思い入れの強い曲です。
それでは、お待たせいたしました~!田村太一先生の演奏で「Here's That Rainy Day」をお楽しみください!
僕のジャズの説明で分かりにくい点、ジャズについて田村先生に聞いてみたい事があればお答えできる範囲ではありますが、気軽にどうぞ~!
ジャズについての質問はこちら