神戸市灘区にあるサークル音楽教室
ピアノ教室講師の伊賀美樹子です。



先週末は淡路医療センターで演奏のお仕事でした

私が弾いたのは一度津波で沈んで再生した第3号再生グランドピアノ

淡路でお披露目の演奏というのは感慨深いものがありました。

舞台やイベントで弾くときは、お客様と楽しむ！という感覚ですが、病院で演奏するときは少し意識が変わります。

病気で思い通りに生活出来ない方や入院中の方などに聴いて頂くので、ただ音楽を楽しむ！という楽観的な姿勢では

自分が周りの「気」のようなのに呑まれてしまい、楽しく演奏できても次の日に謎の倦怠感に襲われたりします

私は無宗教ですが、キリスト教、ヒンズー教、仏教…とどの宗教も声を響かせたり、金属系の楽器を響かせたり、音を響かせることで浄化を図ろうとしていると思っています。

なので、病院やホスピスで演奏するときは音楽の神秘的な力を信じて、祈るような気持ちになります

音楽というのは嗜好品のようで、なくても困らないものです。しかしどん底まで沈んだ気持ちを持ち上げたり、音楽にしか出来ないこともあると信じています。

日常に感謝して、演奏も指導ももっと頑張ろう！と思えた貴重な機会でした。



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